羊のいない月曜日

もし一般論の国というものがあったら

息が切れる

 

・バイトを始めて2ヶ月が経つ。

 

・当面は環境の変化に慣れることにせいいっぱいで無駄な思考をせずにすんでいたが、少しずつ慣れてきたことで例の疑問にまたぞろ蝕まれつつある。

 

・「いつまで耐えればいいんだ?」

 

・単純作業。一日を耐え忍んでも、また明日、明後日、同じことの繰り返し。それが何年も? 賽の河原感。日ごとに身体が重さを増していて、近いうちに崩れてしまう予感がある。終わりが見えない苦行に耐えるだけのモチベーションって何だろう。

 

・生きるに値する何か。結局そこ。根本的なところで何かを見つけないとどうにもならない。恐怖に追い立てられて社会復帰してもすぐに折れるだけ。

 

・自分で金を稼いだ、という事実に対しても驚くほど何も感じない。振り込まれた給料をすべて引き出してきて机の上に並べてみたりした。何の感情もわいてこなかった。

 

・休日に何をすればいいのかわからない。というより「また、明日は仕事か」という考えがずしりと頭に居座り、動けない。とにかく、眠りたい。

 

・来週、精神科の予約をした。自分個人の健康保険証ができたことで、この10年近い泥沼生活の中で初めて精神科に行くという選択肢が可能になったので、もうここに賭けるしかない。自分としてはこの状態は価値観の問題であって精神疾患ではないとしか思えないがもうここに賭けるしかない。